矯正治療の前準備 | 矯正歯科コラム

矯正歯科コラム

矯正治療の前準備
(Orthodontic examination)
1.一般的診査

調査用紙(表15-1)に基づく問診。不正校合の状態により項目の重変性は多少相違するが、一応次の事項については碩かめておかなくてはなりません。

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1)本人の氏名:在学校名と学年、生年月日、年齢

2)保護者の氏名:本人との続柄、住所、職業あるいは勤務先、転勤あるいは移転の有無、
電話番号

3)遺伝関係の調査:①全身的および口腔歯に関する遺伝的背景ならびに先天性異常の有
無、②祖父母、父母、兄弟、姉妹、伯父伯母、従兄弟などについての咬合状態および顔
貌の診査

4)出生および授乳方法:①異常分娩かどうか、②保育器の使用の有無、③母乳、混合
栄養あるいは人工栄養か、④ゴム製乳首使用の有無

5)発育および健康状態:①身長,体重の増加量(図15-1)(過去数年にさかのぼって調べた方がよい)、②幼死期の重篤な疾患の有無;内科的、耳鼻科的、内分泌系の疾患、口腔および顎顔面の外傷などについて

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6)不良習癖の有無:①種類、動機、期間および程度について習癖の不正咬合への影響な
ど、②弄唇癖、弄指癖、弄舌癖、口呼吸などの有無

7)口腔内の変遷状態:①乳歯う蝕と治療の様相、②永久歯の萌出状態、③不正咬合の
出現時期

8)心理的背景:①気質について、②家庭内における患者の地位、③嗜好品などについ

9)矯正治療に対する要求の度合い、知識および協力態度:①主訴について、②治療の要
求は本人か保護者か、③矯正治療を知った動機、④紹介してくれた人、あるいは歯科医
師名

10)その他、特記すべき事項:特異体質の有無などについて
なお、記載してもらった事項と術者が観察する実際の症状が相違する場合があるから注意しなくてはなりません。その相違を発見するためには、顔貌の診査や口腔内の診査について術者が記載する院内診査用紙(表15-2)を用意する必要があります。大切な項目については、調査が重複するのもやむをえないでしょう。

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矯正歯科医院では、実際に治療に入る前に以上のような問診が行われています。

様々なご質問をすることによって、患者さんに最適な治療計画を立てていきます。

 

2015年1月9日



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