矯正治療の前準備-5 | 矯正歯科コラム

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5.口腔模型観察の要点

製作した模型より歯の幅径、歯列弓の長短径、歯槽弓の長短径を計測し模型分析を行います。

つぎに以下のような点について観察し、カルテに記載します。

1)上下歯列弓の咬合関係

2)側方歯群の近遠心的、頬舌的、垂直的咬合関係

3)犬歯の近遠心的位置関係

4)上下歯列弓の正中線の関係

5)上下前歯の被蓋
Overjet、overbiteの量

6)スピーの彎曲の程度(咬合平面)

7)歯列弓の形態と口蓋の深さ

8)個々の歯の植立位置と傾斜

9)歯数、形態ならびに歯の交換の様相、乳歯のカリエスなど

10)歯列弓内における歯冠幅径の量、歯間空隙の存否、叢生の有無

11)混合歯列弓期における永久歯の萌出余地の有無

12)咬耗の存在部位および状態

13)舌小帯、上唇小帯、頬小帯などの付着状態

 

美しい歯並びと正しい咬合のためには、チェック項目がたくさんあります。咬み合わせはとても緻密に出来ているため、これらのチェック項目の中で一つでもおかしい部分があると、全体の咬み合わせに影響が出ます。

歯列矯正の治療に1~2年か、場合によってはそれ以上かかるのは、歯を少しずつ動かしながら、同時に咬み合わせも整えていくためです。

2015年1月17日



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