矯正治療に必要な器具および材料-4 | 矯正歯科コラム

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矯正治療に必要な器具および材料-4

1.矯正用器具(Orthodontic pliers and instruments)

1.帯環製作のための鉗子類

3)帯環追進器

(1)Band pusher

バンドの適合および結紮線切断端の折り返しに使用する。先端は口腔内で使用しやすいように屈曲していて細かいすべり止めの溝が刻まれている。

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(2)Molar band seater

大臼歯のバンドを圧抵する際に用いられる。先端はプラスチックの板であり、そのほぼ中央に円柱状または三角形状の金属の突起が固定されている。突起部をバンドの縁に適合し、手指または咬合圧によってバンドを押し込むことができる。

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(3)斎藤式バンド追進器

この追進器は両端を目的に応じて使いわけることができる。一端は“く”の字状に曲がっていてその先端に溝を有しており、他端は断面が半円形で先端にいくに従ってしだいに細くなり、全体にやすり状の細かい溝がはいっている。

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“く”の字状の一端の溝はバンドの辺緑にあてがい、これを圧入するのに用いられ、“く”の字の屈曲部の凸部は前歯舌面の凹彎にバソドを圧接するのに用いられる。やすり状の一端は、その平坦部、凸彎部および隅角部を自在に活用してバソドを圧接適合することができる。

4)帯環撤去鉗子(Band removing pliers)

バンド試適時、あるいは治療後のバンドの撤去に用いる。

(1)Anterior band removing pliers

前歯のバンドの撤去に使用する。長さの異なった2つの先端を持ち、長い方を歯の切端にあてがい、短い方の溝をバソドの歯頚部側辺縁にかけてバンドを取りはずす。

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(2)Posterior band removing pliers

臼歯部のバンド撤去に用いられる。長い方の先端は咬合面に適合しやすい形態をしており、短い方の一端をバンドの歯頸部側辺縁にかけてバンドを撤去する。
なお咬合面に適合させる部分はアルミニウム製で交換可能である。
前歯用、臼歯用ともにバンド撤去時に注意すべきことは、プライヤーの乱暴な操作を避けることであり、歯を傷つけたり、破折させないように徐々に操作することが大切である。

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2015年2月20日



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