矯正装置の種類とその使用法(Orthodontic appliances)1 | 矯正歯科コラム

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矯正装置の種類とその使用法(Orthodontic appliances)1

[1] 固定式装置(Fixed appliance)

1.唇側舌側弧線装置

1.唇側歯槽部弧線装置・釘管装置

1.唇側歯槽部弧線装置(High Lbial arch appliance)

唇側歯槽部弧線は1918年にLourie, L.S.が最初に考案発表したもので、装置の主要部である主線が口腔前庭唇側歯槽部粘膜上に位置し、これに鑞着された補助弾線によって歯牙移動が行われる装置です。(図17-1)

本装置は、主線・維持装置・補助弾線の3つの部分からなり、それぞれ異なった機能をもっています。

1)主 線

本装置の主要部となるもので、0.8~1.2mmのワイヤーが使用されていますが、通常は0.9mmの直径をもつワイヤーが好んで用いられます。主線は、その大部分が唇側歯槽部の歯肉に接触するかしないかの状態で、歯槽部の彎曲・豊隆に適合した形態で作られます。その両端は、固定歯に近い部分、または第1小臼歯部付近で彎由し、側方歯の歯頸部を走行して維持部に移行します。

したがって、主線はその大部分が歯面に接することがなく、歯肉上を横走する一つの基底線です。主線は、直接歯の移動を行うことはないので、特殊な場合を除いて弾力は必要としません。ただ、補助弾線の調節によって歪んだり、咀嚼圧などで変形しないような強さを必要とします。

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2015年8月13日



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