矯正装置の種類とその使用法(Orthodontic appliances)7 | 矯正歯科コラム

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矯正装置の種類とその使用法(Orthodontic appliances)7

[1] 固定式装置(Fixed appliance)

2.舌側弧線装置 (Lingual arch appliance)

本装置は、Mershon,J.V.によって1918年に考案発表されたものです。その後、種々の改良が加えられ、現在も広く用いられている基本的な装置の1つです。また、Oliver,O.A.などによって唇側弧線装置と併用することによってさらに用途がひろめられ、今日唇側舌側弧線装置(labio-lingual system)として一つの体系をつくっています。

本装置による歯の移動は主として傾斜移動ですが、萌出中の歯に弱い持続的な矯正力を用いることによって歯体移動を期待することもできます。回転なども被移動歯にバンドを装着することによって行うこともできるが能率的ではありません。

また、本装置は維持歯を除いてあまリバンドを用いず、かつ移動のための矯正力は比較的太さの細い弾線(直径0.5mm内外)によってもたらされることから、その矯正力は比較的弱くまた持続性です。本装置は舌側に位置するため装置によるカリエス罹患性の増大などがなく、幼弱な患者に長期にわたって使用することができます。

2015年10月1日



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