矯正装置の種類とその使用法(Orthodontic appliances)8 | 矯正歯科コラム

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矯正装置の種類とその使用法(Orthodontic appliances)8

[1] 固定式装置(Fixed appliance)

2.舌側弧線装置 (Lingual arch appliance)

1.装置の構造

本装置は図17-7に示すように維持帯環、主線、維持装置、補助弾線の4つの部分から構成されています。

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1)維持帯環

通常は第1大臼歯に装着されますが、第1大臼歯の萌出が不十分でバンド製作がむずかしいような場合には、第2乳臼歯に作られることもあります。

2)主 線(図17-8)

主として、太さ0.9mmの矯正用弾線が用いられます。主線は原則として移動する以外の各歯の舌側歯頸部に軽く接し、かつ粘膜面に接するように滑らかに屈曲されます(図17-8A)。決してBのような屈曲をしてはなりません。

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3)維持装置(図17-9)

維持装置は維持管、維持弾線、脚部から構成されています。維持管は維持帯環に鑞着されており、脚部は維持管にそう入され、維持装置の主線の末端は主線の末端と接合部で鑞着されます。したがって、維持装置によって主線は確実に口腔内に保持され、維持管を介して補助弾線の調節時にはずすことができます。

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これまでに各種の維持装置が考案されていますが、図17-10は現在日本で広く用いられているダブル・チューブ型のものです。図17-10Aは高橋の考案によるS・T・ロックと呼ばれるもので、Bは半円管と半円線によるタイプのものです。

2015年10月8日



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