矯正装置の種類とその使用法(Orthodontic appliances)14 | 矯正歯科コラム

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矯正装置の種類とその使用法(Orthodontic appliances)14

[1] 固定式装置(Fixed appliance)

3.双線弧線装置(Twin-wire appliance)

1932年、Joseph E.Johnsonによって考案、発表されたtwin-wire applianceはその後、Johnson、weber、Maddenらによって数多くの症例が報告されました。以来すでに40数年を経た歴史の長い矯正装置と言えます(図17-30、31)。

この装置は2本の細い主線を使用し、その弾性力によって矯正治療を行うのが特徴です。
わが国には1949年、榎によって初めて紹介され,、双線装置”と名づけられました。その後、竹ノ谷、滝口らによって症例の報告と材料の改良が行われ、現在のようなtwin-tie channel bracket形式になってからは神山、曾根、瀬端、清水らによって広範な症例の報告と装置の応用法が考えられてきました。以来一般臨床家にも広く使用され、やがて“双線弧線装置”と呼ばれるようになりました。

当時の米国では、全帯環装置としてedgewise装置があり、また唇・舌側弧線装置などが多くの臨床家に使用されていました。一方わが国では戦前から、ごく一部の臨床家の中にedgewise装置が使用されていましたが、多くは唇舌側弧線装置、舌側弧線装置、機能的矯正装置、床矯正装置などがすべてでした。

2015年11月19日



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