矯正装置の種類とその使用法(Orthodontic appliances)16 | 矯正歯科コラム

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矯正装置の種類とその使用法(Orthodontic appliances)16

[1] 固定式装置(Fixed appliance)

3.双線弧線装置(Twin-wire appliance)

1.双線弧線装置の特徴

矯正治療を行うにあたり主線であるアーチワイヤーが発現する力を十分、最大に利用するには、やはり矯正用のワイヤーの物理的特性を知らなければなりません。

ワイヤーは直径と長さの変化によって次のような性質が変化します。力、荷重、弾性限の3つが変化をおこし、Johnsonが従来の太い1本の主線に代わり、細い2本の主線を使用するように至ったのは、実はこの直径と長さにおける変化と、その効果を考えてのことであると思われます。

一般にワイヤーの直径が変化し長さが一定の場合は図17-32① のように、また長さが変化し直径が一定の場合は②のように変化することが知られています。

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次に歯軸に変化を与える歯体移動やトルクの可能性はJohnson自身の意図に反してほとんど不可能で、この目的のためにはフラットワイヤー(flat wire)を使用するか、全帯環装置とくに角線の使用を考えた方が良いと思われます。

製作や調節の面では他の装置とくに全帯環装置に比して製作が容易で、しかも調節が簡単です。

2015年12月3日



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