矯正装置の種類とその使用法(Orthodontic appliances)22 | 矯正歯科コラム

矯正歯科コラム

[1] 固定式装置(Fixed appliance)

1.唇側舌側弧線装置

3.双線弧線装置(Twin-wire appliance)

3.装置の製作法について

3)前歯部のバンド製作

バンド製作については口腔内で直接行う直接法と、既製のバンドを使用する方法、さらに間接法の3つの方法があります。直接法にはピンチ法、テーラー法の2つがあり、どの方法で製作するかは矯正歯科医が患者さんに合わせてそれぞれ選択します。

前歯部のバンドの位置について、Johnsonによればブラケットの位置が歯冠部で上下的、近遠心的にも中央で歯軸に直角に定まるよう決定します。
実際の操作はバンドの中央にブラケットを平行に電気熔接して、口蓋側でバンド形成鉗子あるいはハウ鉗子を使用して適合させた後、電気熔接します(図17-38A)。

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上顎の側切歯は中切歯より0.5~1.Omm程度切端部に適合させて、犬歯は中切歯とほぼ同じ位置です。位置決定がむずかしい症例の場合はポジショニングゲージ(bracket positioning gauge)を使用します。

どのブラケットを選択するかについては前歯の歯冠幅径の大きさによって決まってきます。叢生が強くて大きいブラケットの装着が困難な方の場合、あるいは犬歯、小臼歯の頬面の彎曲が強い場合には幅の狭いタイプを使用することになります。

日本人の場合は、上顎中切歯の歯冠舌面ではとくに辺縁隆線の発達したシャベル状のものが多いために、舌面でのバンド補強に鑞を流すこともあります。

2016年1月14日



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