矯正治療と組織変化 2.歯の移動と組織変化 -5 | 矯正歯科コラム

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2.歯の移動と組織変化

2.矯正力の特性と組織変化との関係

2)作用様式(Duration of the force)

歯が移動すると、これに加えた力は減少するがその程度、あるいは働き方によって、矯正力を3種類に大別できます。

1)持続的な力(Continuous foree)
2)断続的な力(lnterrupted force)
3)間歇的な力(lntermittent force)

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矯正力の減少してゆく程度が比較的ゆるやかな力をcontinuous force といい(例えば舌側弧線装置の補助弾線による力や、コイルスプリング、エラスティックによる力)、これに対して減少が早く、すぐに0となり、これを繰り返すことによって歯を動かす場合の力をinterrupted force といいます(例えば結さつによる力や、スクリューによる力)。

一方、アクチバートル、咬合斜面板のように、一定時間だけ作用させるものをintermittent forceといいます。
組織学的には、continuous force の場合、歯根膜が圧縮、あるいは牽引され続け、interrupted、intermittent force では圧縮または牽引が、休止と交互におとずれます。そのため力が強い場合は、前者の方が硝子様変性が残留しやすいといわれていますが、どちらが歯の移動に適しているかについては、現在結論が出ていません。

2014年12月9日



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