子供の1期治療について

始める期間と時期−子供の矯正−
1期治療について

混合歯列期

1期治療とは混合歯列期(乳歯と永久歯が混在している時期)から行う治療です。あごの大きさや形、かみ合わせなどを整えます。床矯正とも言います。

多くのメリットがある1期治療

この時期は成長をコントロールしながら治療できるので、骨格そのものを改善できる抜歯の可能性が低くなる2期治療がやりやすくなる(2期治療が必要なくなる場合もあります。)など多くのメリットがあります。

治療開始は5才〜7才。早期発見・早期治療が大切です!

乳歯が永久歯に生え変わる時期(5才〜7才ぐらい)から治療を始めるのが望ましいです。1期治療は早期発見・早期治療が大切です。あごの成長が旺盛な時期に治療を開始できると取り外し式の装置を使えるため、お子さんの負担も少なくなります。少しでもおかしいと感じたらお気軽にご相談ください。

治療期間は2年位で永久歯が生えそろう12才ごろまでは経過観察の期間となります。

来院間隔は1〜2か月に1度程度です。

歯列育形成の場合

プレート(拡大床)という装置で歯列を拡大します

プレートという取り外し式の装置を使います。
プレートについているネジを回して幅を広げることで、あごの横幅も押し広げられます。
(注意:あごを大きくしてもお顔は大きくなりませんのでご安心ください)

1日12時間〜15時間装着します

プレートを夜間などのお家にいる間、1日12時間〜15時間装着します。

子ども健康矯正の場合

固定式の装置で歯列を拡大します

上あごは急速拡大装置、下あごはリンガルアーチという装置を使って骨格を大きくします。
完全固定式なので、子供さん自身では外すことができず、確実に大きくなります。
(注意:骨格を大きくしてもお顔は大きくなりませんのでご安心ください)

急速拡大装置

▲上あごの場合(急速拡大装置)

拡大装置

▲下あごの場合(リンガルアーチ)

1期治療後、必要があれば2期治療に移行します

2期治療について

永久歯列期

子供の矯正 2期治療

1期治療で、歯の土台であるあごの形や大きさを改善した後、永久歯がすべて生えそろって、永久歯列が完成してから歯並びや噛み合わせを治すのが「2期治療」です。

1期治療であごの大きさや前後関係が良くなっても、歯並びがでこぼこしていたり、歯が回転して生えていたり、上下の噛み合わせが良くなかったり、前歯の前突感が少しあったりした場合に2期治療を行います。

2期治療は永久歯が生えそろう12〜13才くらいから行います。
治療に使う装置はブラケットやワイヤーです。大人の矯正と同様に歯の1本1本にブラケットでワイヤーを固定し歯を動かします。

1期治療であごを拡大して2期治療へ移行するため、一般的な成人矯正と比べて治療期間が短くなったり、抜歯の可能性が低くなります。

1期治療で歯並びや噛み合わせが改善されれば、2期治療は必要ない時もあります。

(注意)いきなり2期治療から始めることはできません。
    1期治療が奏功しての2期治療です。
    1期治療なしで12−13才以上で矯正を始める場合は成人矯正に準じます。

2期治療の治療方法

2期治療ではワイヤーやブラケットを使用2期治療

歯の表面にブラケットと呼ばれるボタンのようなものを取り付け、そこにワイヤーをくっつけます。ブラケットは白いものを使いますのでその分目立ちにくくなります。治療期間は程度によりますが、1〜2年前後になります。

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子供の矯正
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今まで10000人以上の矯正治療を行ってきた、矯正認定医の松本正洋が、子供さんの矯正のあらゆる質問・不安に、誠実にお答えさせていただきます。

年齢

  • 0〜3才
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  • 8才
  • 9才
  • 10才
  • 11才
  • 12才
  • 13才
  • 14才
  • 15才以上
 

どのタイプですか?チェックしてください


上の前歯が出ている(上顎前突)

下の前歯が出ている(受け口)

歯ががたがたしている(八重歯)

上と下の前歯が咬み合っていない(開咬)

気になる事があればチェックしてください

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装置を装着することの影響について

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  • 虫歯にならないか心配
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▲PAGETOP

以下はご興味のある方のみお読みください


1期治療の代表的な手順(ピンク色の歯:乳歯、白色の歯:永久歯)
理想的な乳歯列に整えます

狭くなっている乳歯列を拡げ上下のあごを位置を正しくして、理想的な乳歯列に整えていきます。

前歯(中切歯)の永久歯が生えてきます

経過観察・処置をしながら全ての歯が永久歯に生えかわるのを待ち、永久歯列が完成します

(留意点)すべての子供さんが1期治療だけで終わるわけではありません。

▲PAGETOP

1期の症例
症例1


初診時の主な所見:

上下の乳歯列が狭く、歯がでこぼこしていて(叢生)、上の歯が下の歯に覆いかぶさっています(過蓋咬合)。このまま治療をしないと永久歯列で叢生、過蓋咬合の症状が進み、下の1番がねじれて生えてしまう(捻転)と予想されます。

主な方針:

乳歯列を拡大して1番・2番の永久歯が出てきたときに位置を修正し、6番も少し遠心移動させます。

症例2


初診時の主な所見:

上下の乳歯列がやや狭く、上のA(乳歯の前歯)が出ていて(前突)、上の歯が下の歯に覆いかぶさっています(過蓋咬合)。このまま治療をしないと永久歯列で上顎前突、過蓋咬合、下顎後退の症状が進むと予想されます。

主な方針:

乳歯列を拡大して上のAを舌側へ移動、1番・2番を舌側へ移動させ、下の1番・2番の過萌出抑制・位置修正を行い、下あごの骨を前方に移動させます。

症例3


初診時の主な所見:

閉鎖型の乳歯列で下あごが狭くなっていて上あごもやや狭くなっています。また、下の前歯が上の前歯より出ています(反対咬合(受け口))。このまま治療をしないと永久歯列で反対咬合、上顎の叢生の症状が進むと予想されます。

主な方針:

乳歯列を拡大して(特に下あご)、下顎骨を遠心移動・発育抑制、チンキャップを使用し顎外固定します。下の1番をわずかに舌側へ移動させます。

1期治療は咬合誘導や矯正の学術だけでなく、今までの多くの研究者たちの基礎的な研究の上に組みたてられています。日本の少子化と豊かな生活から、急に注目されてきた技術です。

1期治療に関する研究は、日本矯正歯科学会や日本小児歯科学会あるいは、世界でも数多くの研究があり発表されています。またこれに関する歯科医向けの専門書なども出版されています。