セットバック手術は日帰りですか?入院せず1日の手術で行える治療について

大阪矯正歯科グループ 歯科医師 松本 正洋

セットバック手術は日帰りですか?

セットバック手術は1日の手術で行うことができ、日帰りで対応しています。入院は必要なく、手術当日にご帰宅いただく治療です。

この記事では、セットバック手術がなぜ日帰りで可能なのか、どんな流れで行われるのか、一般の方にもイメージしやすいように丁寧に解説します。

この記事はこんな方に向いています

  • 口元の突出感が気になり、セットバック手術を検討している方
  • 手術=入院というイメージがあり、不安を感じている方
  • 仕事や家庭の都合で、長期入院が難しい方
  • 矯正治療と外科的治療の違いを整理したい方

この記事を読むとわかること

  1. セットバック手術が日帰りで行える理由
  2. 手術当日の流れと所要時間
  3. 入院が不要でも安全性が保たれる仕組み
  4. 日帰り手術ならではのメリットと注意点

 

セットバック手術は本当に日帰りで行えるのですか?

はい、セットバック手術は日帰りで行っています。手術から術後の経過観察までを1日で完結させ、体調が安定していることを確認したうえでご帰宅いただきます。医療技術や麻酔管理の進歩により、入院を前提としなくても安全に行える体制が整っています。

セットバック手術は入院不要で、日帰り手術として行えます。

セットバック手術は、上下の前歯を支えている歯槽骨ごと後方へ移動させる治療です。「骨を切る手術」と聞くと大がかりな印象を受けがちですが、実際には口の中だけで完結する手術であり、全身への負担は最小限に抑えられています。

その結果、手術当日に歩いて帰宅できるケースがほとんどです。

なぜ入院せずにセットバック手術ができるのですか?

入院が不要な理由は、手術範囲が限定されていること、出血や腫れがコントロールしやすいこと、術後管理の方法が確立されていることにあります。全身状態に問題がなければ、長時間の経過観察を院内で行う必要がありません。

手術の負担が比較的少なく、安全管理が確立されているためです。

具体的には、次のような理由があります。

  1. 手術が口腔内のみで完結する
    → 皮膚を切開しないため、体への侵襲が抑えられます。
  2. 出血量が比較的少ない
    → 術中にしっかり止血を行うことで、術後のリスクを低減しています。
  3. 麻酔管理が安定している
    → 手術後、意識や体調が回復するまで院内で確認します。
  4. 術後ケアの指針が明確
    → ご自宅での過ごし方が確立されています。

これらを総合的に判断し、入院を必要としない治療として提供しています。

セットバック手術が日帰りで行える理由

セットバック手術が日帰りで行える背景には、医療技術や管理体制の進歩があります。
「なぜ入院が不要なのか」を整理すると、以下のポイントに集約されます。

理由 内容
手術範囲が限定的 口腔内のみで完結し、皮膚切開を伴わない
出血量が少ない 術中に確実な止血を行うことでリスクを抑制
麻酔管理が安定 術後の回復確認が当日中に可能
術後ケアが確立 自宅で対応できる管理方法が整っている


これらの条件がそろうことで、長時間の入院管理を必要とせず、
安全性を保ったまま日帰り手術として提供できています。

手術当日はどのような流れで進みますか?

手術当日は、来院から帰宅までがあらかじめ計画されています。手術前の確認、麻酔、手術、術後の休憩とチェックを経て、問題がなければその日のうちに帰宅します。

手術当日にすべて完了し、帰宅まで見届けます。

一般的な流れは以下の通りです。

  1. 来院・最終確認
    → 体調や治療内容を再確認します。
  2. 麻酔・手術
    → 手術時間は内容にもよりますが、比較的短時間です。
  3. 術後の安静・観察
    → 出血や体調を確認し、落ち着くまで院内で休憩します。
  4. 帰宅
    → 問題がなければそのままご帰宅いただきます。

これらの工程を通して、「安全に帰宅できる状態かどうか」を最優先に判断しています。

手術当日の流れと所要時間の目安

手術当日は、あらかじめ流れが決められており、「来院から帰宅まで」を一日で完結させるスケジュールになっています。

ステップ 内容 目安時間
来院・最終確認 体調や手術内容の確認 約30分
麻酔・手術 セットバック手術の実施 数時間程度
術後安静 出血や体調のチェック 1~2時間
帰宅 問題なければ当日帰宅 当日中

術後は、体調が安定しているかを十分に確認したうえで帰宅となります。
この工程があるため、日帰りであっても安全性が確保されています。

日帰り手術でも安全面は問題ありませんか?

日帰りであることと、安全性が低いことは別問題です。術前検査や適応判断を慎重に行い、無理のない範囲で手術を計画することで、安全性を確保しています。

安全性を確保したうえで、日帰りを選択しています。

安全面で重視しているポイントは以下の通りです。

  • 術前に全身状態を確認する
  • 無理な適応は行わない
  • 術後の連絡体制を整えている

これらを徹底することで、入院を伴わなくても安心して治療を受けていただけます。

日帰りで行うセットバック手術のメリットは何ですか?

日帰り手術には、身体的・生活的な負担を抑えられるという大きな利点があります。環境が変わらないことで、精神的な安心感につながる方も少なくありません。

日帰り手術のため身体と生活の負担を最小限にできます。

主なメリットとしては、

  1. 入院費用がかからない
  2. 仕事や家庭への影響が少ない
  3. 自宅でリラックスして過ごせる

これらの点が挙げられます。

その結果、「手術=大きな休みが必要」というイメージを持っていた方にとって、現実的な選択肢になりやすい治療といえます。

日帰り手術と入院手術の比較

「日帰り」と「入院」と聞くと、安全性に違いがあるのではと不安になる方もいます。
ここでは、生活面・負担面の違いを比較してみましょう。

項目 日帰り手術 入院手術
入院の有無 不要 必要
生活への影響 最小限 数日~
費用負担 抑えやすい 高くなりやすい
環境 自宅で過ごせる 病院での生活

日帰り手術は、体への負担だけでなく、生活リズムや精神的ストレスを抑えやすい点が大きな特徴です。

それでも入院が必要になるケースはありますか?

基本的には日帰りですが、全身状態や既往歴によっては慎重な判断が必要な場合もあります。その場合は、安全を最優先に別の選択肢を検討します。

例外的に、体調次第で慎重な判断をします。

持病がある方や、術後の管理に不安がある場合は、事前に十分な説明と相談を行います。日帰りにこだわるのではなく、その方にとって最も安全な方法を選ぶことが大切です。

当院では日帰り手術を行っているために入院設備はございませんが、入院設備のある病院や美容外科にご相談ください。

入院が必要になる可能性があるケース

基本的には日帰りで対応していますが、すべての方に同じ判断をするわけではありません。

状況 判断の考え方
全身疾患がある 安全性を最優先して慎重に検討
術後管理に不安がある 経過観察を重視
体調が安定しない 無理に日帰りを選択しない

日帰りかどうかよりも大切なのは「その方にとって安全かどうか」です。必要に応じて最適な方法を選ぶ姿勢が、結果的に安心につながります。

Q&A

セットバック手術は本当に入院しなくて大丈夫ですか?

はい、セットバック手術は入院せず、日帰りで行っています。
手術後は院内でしっかりと経過観察を行い、出血や体調に問題がないことを確認したうえで帰宅します。医療体制が整っているため、入院を前提としなくても安全に対応できる治療です。

日帰り手術だと、術後が心配なのですが問題ありませんか?

術後の腫れや違和感は個人差がありますが、日帰りでも対応できる範囲にコントロールされています。
帰宅後の過ごし方や注意点についても丁寧に説明されるため、必要以上に不安を感じる必要はありません。

手術当日はどのくらい時間がかかりますか?

来院から帰宅までを含めて、手術当日で完結します。
手術そのものは数時間程度で、その後は安静時間と経過観察を行い、体調が安定していればその日のうちに帰宅となります。

日帰り手術と聞くと、治療が簡易的なのではと感じます

日帰りだからといって、治療の質が下がるわけではありません。
手術内容や安全管理は入院手術と同様に計画されており、身体への負担を抑えられるため、結果として日帰りが可能になっています。

誰でも必ず日帰りでセットバック手術を受けられますか?

多くの方が日帰りで対応できますが、全身状態や既往歴によっては慎重な判断が必要な場合もあります。
その場合でも、無理に日帰りをすすめることはなく、安全を最優先に治療方針が決められます。

まとめ

セットバック手術は「日帰りで完結する治療」です

セットバック手術は、1日の手術で行うことができ、入院の必要がない日帰り手術です。

「骨を動かす手術=長期入院」というイメージを持たれがちですが、現在では医療体制の進歩により、生活への影響を最小限に抑えた治療が可能になっています。

口元のお悩みを我慢し続ける前に、日帰りで受けられる治療があるという選択肢を、ぜひ知っておいてください。