インビザラインとキレイライン比較!

大阪矯正歯科グループ 歯科医師 松本 正洋

「目立たない矯正がしたい!」という声に応えるマウスピース矯正。
なかでも有名なのが「インビザライン」と「キレイライン」です。でも、いざ比較しようと思っても「違いがわかりにくい」「どっちが自分に合っているのか判断できない」と悩む人も多いのではないでしょうか?

この記事では、インビザラインとキレイラインを項目ごとにわかりやすく比較しながら、それぞれに向いている人の特徴も解説していきます。「結局どっちが自分にピッタリなの?」という疑問をスッキリ解決しましょう!

インビザラインとキレイラインってなに?ざっくり解説

「名前は聞いたことあるけど、結局どう違うの?」という人も多いのではないでしょうか。まずはそれぞれの特徴を簡単に見ておきましょう。

インビザライン

世界中で使われているマウスピース矯正の代表格。アメリカのアライン・テクノロジー社が「インビザライン・システム」および「インビザライン Goシステム」を日本の矯正歯科に提供しています。症例数もかなり豊富で全体矯正に対応しており、様々な不正咬合に対応できます。

キレイライン

日本の会社が提供するマウスピース矯正。リーズナブルな治療費で始めやすいことが特徴。前歯だけが気になる軽度の不正咬合が安くスピーディーに治せることで、マウスピース矯正ブームを巻き起こしました。現在ではキレイラインフルの登場で、叢生やクロスバイトといった複雑な症例まで、幅広く対応可能です。

費用の違いは?気になるお財布事情を比較

「結局いくらかかるの?」というのは、多くの人が一番気になるポイントです。両者の費用感は大きく異なるので、しっかり比較しておきましょう。

インビザライン は全体矯正が前提なので、費用はトータルで70〜100万円以上になることもあります。医院によって様々な支払いプランがあるため、支払方法については医院にお尋ねください。

キレイラインは5回プラン19.8万円(税込)、10回プラン33万円(税込)、15回プラン46.2万円(税込)の3つのコースがあり、不正咬合の程度によって3つのどれかに当てはまります。デンタルローンを利用した分割払いの他、都度払いにも対応しています。

※2026年1月現在の価格です。詳細は提携医院にご確認ください。

治療できる範囲や適応症に違いはある?

見た目の改善だけでなく、機能的な咬み合わせも整えたいのかどうかで、選ぶべき矯正方法は大きく変わります。

インビザライン
→ 全体矯正が可能で、出っ歯・すきっ歯・開咬・叢生(ガタガタ)など、幅広い症例に対応しています。

キレイライン
→ 前歯の軽度な不正咬合の治療が得意でしたが、現在ではキレイラインフルにより全顎の幅広い症例に対応しています。

どちらも全体矯正が可能。どちらが合うかは、担当の歯科医師と相談して納得したうえで判断しましょう。

仕上がり・見た目に違いはある?

どちらも透明なマウスピースを用いた歯列矯正で「目立たない矯正」として知られています。仕上がりの精度や調整の細かさには違いがあるのでしょうか。

インビザラインは精密なシミュレーションと多種類のアタッチメントを使うことで、全体・複雑な症例に適しており、高い精密性と安定した噛み合わせを実現することで知られています。

キレイラインは前歯・軽度向けとして知られており、短期間かつ安価に矯正することに強みがあり、始めやすいというのが特徴です。キレイラインフルで治療することで全体矯正も可能になり、様々な不正咬合に対応できます。追加装置として「拡大床(プレート)」を併用して顎を広げる処置を行う場合があります。

どちらも目立たない矯正装置の中では甲乙つけがたい治療法です。

通院頻度や管理のしやすさは?

忙しい毎日の中で矯正治療を続けるには、通院の頻度や管理の手間も重要な判断材料になります。

どちらも通院は治療が順調に進んでいるか確認するために行われるので、2ヶ月に1度程度の通院で済みます。仕事や勉強で忙しい方にも向いているのがインビザライン、キレイラインなどのマウスピース矯正です。

マウスピースの管理方法は、インビザライン、キレイライン共に、食事や歯磨きの時に外して、マウスピースもきれいに洗うことが必要になります。夜間はつけたまま就寝していただくことも共通です。

マウスピース矯正では1日20時間程度の装着が必要になりますので、毎日の装着時間を自分で管理しなければなりません。

それぞれの治療開始までの流れ

申し込み〜治療スタートまでの流れを比べてみましょう。

「興味はあるけど、どうやって始めるの?」という方のために、インビザラインとキレイライン、それぞれのスタートまでのステップを紹介します。クリニックの方針や地域によって多少異なる場合もありますが、一般的な流れは以下の通りです。

インビザラインの治療開始までの流れ

1. 無料相談・カウンセリング

 歯科医院でカウンセリングを受け、現在の歯並びの悩みや希望を伝えます。

2. 精密検査・口腔内スキャン

 口腔内スキャナーを使い、歯や骨の状態をデータで保存します。

3. 治療計画の作成と説明

 専用ソフトで歯の動き方や期間をシミュレーションし、治療計画を提案します。

4. 契約・マウスピースの発注

 納得できれば治療契約を行い、海外でマウスピースが作成されます(到着まで約2~3週間程度)。治療開始までは4週間程度かかる場合もあります。

5. 装着スタート!

 届いたマウスピースを装着して治療開始。必要に応じてアタッチメントも取り付けます。

キレイラインの治療開始までの流れ

1. 初回カウンセリング予約(公式サイトやLINEから)

 公式サイト経由で提携クリニックの予約をとります。

2. 初診・検査(歯型採取・写真撮影)

 クリニックで口腔内スキャナーを用いて歯型をとります。

3. 治療計画の説明

 口腔内のデータを元に精密なデジタルシミュレーションを行います。どのタイプの不正咬合かで、3つのプランのどれに該当するかが決まり、治療費やおおよその治療期間がわかります。拡大床、IPR、アタッチメントが必要な場合もご提案します。

4. マウスピース製作・受け取り

 患者さんが希望すればそのまま治療に進み、マウスピースを受け取って矯正がスタートします。

特徴:申込みから約3週間程度で治療が始められます。

スタートまでの流れ

項目 インビザライン キレイライン
初回相談方法 歯科医院で直接 公式サイト or LINEから予約
精密検査 3Dスキャン 3Dスキャン
治療計画 緻密な3Dシミュレーションを行い、歯科医師が治療計画を作成する。 緻密な3Dシミュレーションで3つのプランのどれに該当するかが決まる。
開始までの期間 約2〜4週間 最短1〜2週間

どちらも「まずは相談から」始まります。ご自身のスケジュールや求める治療レベルに合わせてじっくり相談して選ぶのがおすすめです。

それぞれに向いている人の特徴は?

「結局、自分にはどっちが合ってるの?」という人のために、それぞれに向いているタイプをまとめてみました。

インビザラインが向いてる人

  • 本格的な矯正をしたい人
  • 噛み合わせも整えたい人
  • 長期的な治療でもしっかり通える人
  • 複雑な症例にも対応してほしい人

キレイラインが向いてる人

  • 前歯の見た目が少し気になるだけの人(全顎矯正も可能です)
  • 短期間で見た目を整えたい人
  • 部分矯正、全顎矯正ともに費用をなるべく抑えたい人
  • 忙しくて通院回数を減らしたい人

まとめ

あなたにはどっちが合ってる?

比較項目 インビザライン キレイライン
治療範囲 全体矯正 前歯中心の部分矯正と全体矯正
費用 高め(70万円〜) リーズナブル(19.8万円〜)
仕上がりの自由度 高い 限定的
通院頻度 定期的に必要 少なめ
対応症例 中〜重度もOKだが骨格が原因の不正咬合の場合は治療に限界がある 従来は軽度向きだったが、フルの登場で様々な不正咬合に対応出来るようになった

「とにかくしっかり治したい!」ならインビザライン、
「前歯だけサクッと整えたい!」ならキレイラインがおすすめ。

しかし、キレイラインフルの登場で、中~重度の不正咬合の方もキレイラインで安価な治療が可能になりました。

インビザライン、キレイライン共に、治療に向かない不正咬合もありますので、カウンセリングでしっかり相談しましょう。