インビザライン

インビザラインとキレイライン、どっちが自分に合う?違いをわかりやすく比較!

インビザラインとキレイライン比較!

大阪矯正歯科グループ 歯科医師 松本 正洋

「目立たない矯正がしたい!」という声に応えるマウスピース矯正。
なかでも有名なのが「インビザライン」と「キレイライン」です。でも、いざ比較しようと思っても「違いがわかりにくい」「どっちが自分に合っているのか判断できない」と悩む人も多いのではないでしょうか?

実はこの2つ、見た目が似ていても、費用・治療範囲・通院スタイルなど、意外と違いがあるんです!

この記事では、インビザラインとキレイラインを項目ごとにわかりやすく比較しながら、それぞれに向いている人の特徴も解説していきます。「結局どっちが自分にピッタリなの?」という疑問をスッキリ解決しましょう!

インビザラインとキレイラインってなに?ざっくり解説

「名前は聞いたことあるけど、結局どう違うの?」という人も多いはず。まずはそれぞれの特徴をカンタンに見ておこう!

インビザライン

世界中で使われているマウスピース矯正の代表格。アメリカ発で、症例数もかなり豊富。全体矯正に対応しており、歯科医師の管理のもと進行。

キレイライン

日本の会社が提供するマウスピース矯正。部分矯正を中心にした設計で、価格の安さと手軽さがウリ。前歯中心の軽度な歯並びの改善に向いている。

費用の違いは?気になるお財布事情を比較

「結局いくらかかるの?」というのは、多くの人が一番気になるポイント。両者の費用感は大きく異なるので、しっかり比較しておこう。

インビザライン → 全体矯正が前提なので、費用はトータルで60〜100万円以上になることも。

キレイライン → 初回2万円台から始められ、トータルでも20〜40万円程度で済むケースが多い。

ただし、注意すべきなのは「追加オプション」。
キレイラインは、ホワイトニングや再診料などで追加費用がかかることもあるよ!

治療できる範囲や適応症の違い

見た目の改善だけでなく、機能的な咬み合わせも整えたいのかどうかで、選ぶべき矯正方法は大きく変わるよ。

インビザライン
→ 全体矯正が可能で、出っ歯・すきっ歯・開咬・叢生(ガタガタ)など、幅広い症例に対応。

キレイライン
→ 基本は前歯の軽度な不正咬合。奥歯の移動や噛み合わせの改善までは難しい場合もある。

つまり、「見た目だけ少し整えたい」のか、「噛み合わせ含めて本格的に治したい」のかで選ぶべきが変わる!

仕上がり・見た目に違いはある?

どちらも「目立たない矯正」として知られているけど、仕上がりの精度や調整の細かさには違いがあるよ。

  • インビザラインは、より精密なシミュレーションと多段階のアタッチメントを使うことで、微調整もできる。
  • キレイラインは、比較的シンプルな設計で、短期間で前歯を整えることが目的。

見た目重視の方にはキレイラインもあり。ただし、「理想のラインに近づけたい」ならインビザラインが向いているかも。

通院頻度や管理のしやすさは?

忙しい毎日の中で矯正治療を続けるには、通院の頻度や管理の手間も重要な判断材料。

インビザライン → 定期的な通院が必要(1〜2ヶ月に1回)だけど、歯科医師の管理がしっかりしてるから安心。

キレイライン → 最初の数回以外は比較的通院少なめ。ただし、自分での管理が重要になる。

「忙しくてなかなか通院できない!」という人は、キレイラインの手軽さが助けになることも。

それぞれの治療開始までの流れ

始めやすさにも違いあり!申し込み〜治療スタートまでの流れを比べてみよう

「興味はあるけど、どうやって始めるの?」という方のために、インビザラインとキレイライン、それぞれのスタートまでのステップを紹介します。クリニックの方針や地域によって多少異なる場合もありますが、一般的な流れは以下の通りです。

インビザラインの治療開始までの流れ

1. 無料相談・カウンセリング

 歯科医院でカウンセリングを受け、現在の歯並びの悩みや希望を伝えます。

2. 精密検査・口腔内スキャン

 レントゲンや口腔内写真、3Dスキャンなどを使い、歯や骨の状態を詳しくチェック。

3. 治療計画の作成と説明

 専用ソフトで歯の動き方や期間をシミュレーションし、計画を提案。

4. 契約・マウスピースの発注

 納得できれば治療契約を行い、海外でマウスピースが作成されます(到着まで約2〜3週間)。

5. 装着スタート!

 届いたマウスピースを装着して治療開始。必要に応じてアタッチメントも取り付けます。

特徴:歯科医師による精密な診断と計画がベースなので安心感がある反面、スタートまでに2〜4週間かかることもあります。

キレイラインの治療開始までの流れ

1. 初回カウンセリング予約(公式サイトやLINEから)

 公式サイト経由で提携クリニックの予約をとります。

2. 初診・検査(歯型採取・写真撮影)

 クリニックで口腔内をチェックし、簡易な歯型をとって現状を把握します。

3. 治療計画の説明

 部分矯正でどのくらい改善可能かを伝えられ、回数や費用を確認。

4. マウスピース製作・受け取り

 希望すればそのまま治療に進み、マウスピースを受け取って矯正スタート。

特徴:申込みから数週間以内に治療が始められるスピード感が魅力。最短1〜2回の通院で治療開始できるケースも。

スタートまでの流れにも違いがある!

項目 インビザライン キレイライン
初回相談方法 歯科医院で直接 公式サイト or LINEから予約
精密検査 詳細なレントゲン・3Dスキャン シンプルな検査と歯型採取
治療計画 緻密な3Dシミュレーション 部分矯正に特化した簡易プラン
開始までの期間 約2〜4週間 最短1〜2週間

どちらも「まずは相談から」始まるのは共通だけど、インビザラインは時間をかけてしっかり計画を立てるスタイル、キレイラインはスピーディで手軽に始めやすいスタイル。
自分のスケジュールや求める治療レベルに合わせて選ぶのがおすすめです!

それぞれに向いている人の特徴は?

「結局、自分にはどっちが合ってるの?」という人のために、それぞれに向いているタイプをまとめてみたよ。

インビザラインが向いてる人

  • 本格的な矯正をしたい人
  • 噛み合わせも整えたい人
  • 長期的な治療でもしっかり通える人
  • 高度な症例にも対応してほしい人

キレイラインが向いてる人

  • 前歯の見た目が少し気になるだけの人
  • 短期間で見た目を整えたい人
  • 費用をなるべく抑えたい人
  • 忙しくて通院回数を減らしたい人

まとめ

あなたにはどっちが合ってる?

比較項目 インビザライン キレイライン
治療範囲 全体矯正 前歯中心の部分矯正
費用 高め(60万円〜) 手頃(20万円台〜)
仕上がりの自由度 高い 限定的
通院頻度 定期的に必要 少なめ
対応症例 中〜重度もOK 軽度向き

「とにかくしっかり治したい!」ならインビザライン、
「前歯だけサクッと整えたい!」ならキレイラインがおすすめ。

最後に、実際に治療を受けるクリニックによっても治療方針が異なることがあるので、まずはカウンセリングで相談してみるのがおすすめですよ!

この記事の監修者

医療法人真摯会
理事長 歯科医師 総院長
松本正洋
クローバー歯科、まつもと歯科 総院長。国立長崎大学歯学部卒業。1989年歯科医師免許取得。1998年医療法人真摯会設立。矯正歯科の認定多数。日本抗加齢医学会 認定医。

▶プロフィールを見る