矯正で顎の梅干しジワとさようならする方法

矯正で顎の梅干しジワとさようならする方法

お口を閉じた時に、顎にしわが寄ることがありませんか。一般的に、梅干しジワと呼ばれるトラブルです。その梅干しジワが、クリニックで歯列矯正を行うと、失くせるという事はご存知でしょうか。今日は、矯正で梅干しジワを失くす方法について、詳しくご説明いたしますね。

梅干しジワって何?

先程も申し上げたように、下顎に梅干しのようなしわが寄る事を、一般的に、梅干しジワと呼びます。歯科医院として専門的に言えば、口蓋閉鎖不全(こうがいへいさふぜん)というもので、お口が閉じにくい症例の方に診られる症状です。もともとお口を閉じにくい方が、無理やり口を閉じようとすると、オトガイ筋などのあごの筋肉が緊張してしまい、しわが出来てしまう状態になるのです。

ちなみに、オトガイ筋って何だろうと思われるかたもいらっしゃると思いますので、ご紹介いたしますね。オトガイ筋は表情筋の一つで、下顎の側切歯の部分から起こる筋肉です。

このようなお悩みで受診される患者様も見受けられますが、どのような原因で梅干しジワが起きるかご存知でしょうか。

梅干しジワの原因は?

梅干しジワの原因は、不正咬合と呼ばれる歯並びの問題です。出っ歯と呼ばれる上顎前突、口元が上下とももっこり出てしまう口ゴボ(上下顎前突)、開咬(オープンバイト)、下顎の後退、ガミースマイルが主な原因と言われています。口を閉じる際、下唇は上へと引っ張られますが、その際、下顎の周囲にあるオトガイ筋は収縮をしなければなりません。

不正咬合の方のケースですと、オトガイ筋が通常より多く引き上げないといけない為、収縮に緊張が生まれます。それにより、オトガイ筋の端まで引き上げられるので、梅干し状のシワが寄ってしまったり、力こぶのようなものが出来てしまいます。

特に、噛む際にも前歯が開いてしまう開咬の方は、口呼吸が多く、アデノイド顔貌の傾向が見られます。アデノイド顔貌とは、別名ロングフェイス症候群とも呼ばれます。つまり、下顎の長さが通常より長いため、先ほどのようなオトガイ筋の緊張を生み、梅干し状の皺の原因となります。

また、アジア人は欧米人に比べて、顔の奥行きが短いのが特徴ですよね。つまり、欧米人より、口元が出ているように見えやすい為、口元が気になるというお悩みを抱えていらっしゃる方が多い傾向にあります。

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どんな矯正が効果的?

では、ドクターが矯正治療を行うと、本当に梅干しジワが改善されるのでしょうか。

出っ歯や上下顎前突、口ゴボや開咬のケースですと、小臼歯を抜歯後、ワイヤーでのブラケットを装着した矯正が効果的と言われています。今、透明で取り外し可能というメリットがあるインビザラインなどのマウスピース型矯正装置が人気ですが、そちらをご希望の場合、ワイヤーを併用して行う矯正になる可能性もあります。

ガミースマイルで梅干しシワが寄ってしまう方は、程度により異なります。軽度や中程度の場合は歯科医院で矯正が可能ですが、重度の場合は大学病院をご案内するケースがあります。なぜなら、ガミースマイルが重度の場合は、顎全体的な外科処置が必要となるケースが多いからです。その場合、大学病院で長い時間をかけて、あごの全体的な処置を行う治療を行う事になります。

また、下顎の後退でしたら、輪郭整形で行うオトガイ形成前方処置術などが適しております。ただ、こちらも手術を要しますので、担当医とのきちんとしたカウンセリング、オペのメリットデメリットをしっかり確認しましょう。もちろん、術前検査、術後検査を怠らず行う必要がありますね。

まとめ

いかがでしたか。今回は「矯正で顎の梅干しジワとさようならする方法」をご案内いたしました。矯正は食事の際に咬み合わせを良くするという内面的なもの以外に、周囲からの見た目という外面的なものにも、もちろん大きく作用します。梅干しジワが気になっているという方は、是非、一度矯正歯科医にご相談ください。矯正治療により、患者様自身が綺麗な口元に自信を持つことができます。