前歯の大きさって矯正できる!?

前歯の大きさって矯正できる!?

前歯の大きさに悩んでおられませんか? 歯が大きくてお悩みの場合、横幅が大きい場合と縦に長い場合があり、それ以外に実は前歯が大きいと思い込んでいるだけの場合も多く、気にしているのはご本人のみということもあります。

前歯のサイズのお悩みを解決したい場合、歯科医院ではどんな治療方法があるのか、矯正のように長くかからず歯も抜かず歯の大きさを治療することは可能なのかご説明いたします。

前歯が大きい・小さいってどういう場合?

まず、なぜこのようなお悩みが発生するのでしょうか。上の前歯が大きくて目立つというお悩みの方の場合でご説明いたします。

前歯が大きいと感じるボーダーライン

歯の黄金比

前歯の幅が平均的に9mmを超えると、前歯が大きいと感じる方が多いようです。もちろん、中央の前歯(中切歯と専門的に言います)自体が本当に大きいケースもあります。ただ、その隣の歯が小さい為、通常のサイズの前歯なのに、比較して必要以上に大きく見えてしまうというケースもあります。

他人が見た時に美しいと感じる黄金比率では、中切歯:側切歯:犬歯=1.618:1.0:0.618 という比率になります。この比率であれば、歯のサイズはそれほど気にする必要はないといえます。

前歯の長さに関しては、スマイルラインのバランスが崩れて前歯2本だけが長く見える場合に長いと感じるケースが多いです。

前歯が小さいのはどんな場合?

逆に今度は、前歯が小さいというお悩みの場合をご説明いたします。
極端に歯が小さい事を、矮小歯(わいしょうし)と呼びます。主に前から二番目の歯(側切歯(そくせっし)と専門的に言います)や、親知らず(第三大臼歯と言います)など、ある程度小さくなる歯は特定されています。

過剰歯のケースでも歯が小さく生える傾向があります。過剰歯については、噛み合わせや周囲の歯に悪影響を及ぼすおそれがある場合、一般的に抜歯の対象になることもあります。

患者さんのご両親の前歯が大きく、患者さんも前歯のサイズの大きさでお悩みの場合は遺伝と言えるかもしれません。そうではない場合は前歯が大きかったり小さかったりする明らかな原因は、はっきりとわからないケースが多いです。

前歯が大きい方の矯正方法

前歯の大きさでお悩みの方へ治療方法をご説明いたします。

大人の前歯の大きい方の矯正方法

上顎の前歯の大きさでお悩みの大人の方には、歯を削り、目立たないようにすることが一般的です。歯の表面にはエナメル質が1mm程度存在し、そのエナメル質の部分のみならば削っても痛みが出にくいと言われています。ドクターが歯を削るだけで改善すれば、それに越したことはありません。ただ、前歯を削ることで隙間が空き、すきっ歯(空隙歯列(くうげきしれつ)と専門的に呼びます)などのリスクが高くなるデメリットをご承知おきください。

もしすきっ歯になってしまった場合は、治療方法は2つあります。

部分矯正

一つ目は部分矯正で隙間がない状態に歯を並べること。少し出っ歯気味の方は、部分矯正で出っ歯も少し引っ込みますので、よりきれいな歯列になります。部分矯正はワイヤー矯正、マウスピース矯正等の矯正装置を使って行います。

ホワイトワイヤー矯正

セラミック矯正

二つ目は、歯を更に小さく削ってセラミックのクラウンを被せる治療を行って歯の大きさのバランスを整えることです。歯を削る際に痛みが出れば、神経を取る処置を行わなければなりません。一般的にセラミック治療やセラミック矯正と呼ばれる治療です。

セラミック矯正

被せ物は、審美性や強度が高いジルコニアセラミックや、セラミック100%の材質で技工士が作製するオールセラミックをおすすめします。他にも種類はございますが、コンピューターで作製するセレッククラウンは、色の選択肢が少ない事と審美性が低いため、前歯には不向きと言えます。

子供の前歯の大きい方の矯正方法

例えば成長期の子供の場合、永久歯がまだ生えそろっていない為、大人に比べて乳歯と永久歯が混在していて、まだあごが小さい状態です。大人と比べるとどうしても永久歯が大きく見えがちで、癖があると出っ歯になる可能性もありますが、大きさという問題のみで出っ歯になることはありません。

まだ成長期であるため、永久歯の前歯が大きいと感じても、すぐにどうこうしなければならない訳ではありません。
ちなみに、指しゃぶりなどの癖があった場合は前突になる可能性があります。このような癖は舌癖や態癖と呼ばれるものです。指しゃぶりをやめれば、上顎前突などは予防できます。詳しくは下記のコラムをご参照くださいね。

矯正したのに後戻り!舌癖の改善
歯列矯正をしたのに後戻りして歯並びが再び悪くなってしまうという...

前歯の小さい方の矯正方法

前歯が小さいことでお悩み方の治療方法をご説明いたします。
通常、前歯の小ささでお悩みの方は、すきっ歯等のトラブルや、咬み合わせや歯並びの悪さ、発音への影響などのトラブルが起こりがちです。すきっ歯の場合は、部分矯正(マウスピースやワイヤー矯正)か、セラミックによる治療で治す事になります。

歯が歯茎に埋まっているために、見えている部分が小さいケースでは、歯を引っ張り出すような矯正治療を行います。
噛み合わせの悪さも併発している症例の場合、全顎矯正と呼ばれる全体矯正になるケースが多いです。噛み合わせの不具合を放っておくと、食事の度に広範囲の歯に負担が及ぶため、顎関節症を引き起こす原因となります。また、歯並びの悪さを放置した場合、歯磨きがうまく出来ず、口腔内の歯周病や虫歯のリスクを高めますので、メリットがありません。

まとめ

いかがでしたか。今回は「前歯の大きさの矯正」についてご説明しました。
少しでも気になるなと思われたら、無料カウンセリングを活用して気軽に相談してみましょう。トータルの料金や方針も、インターネットなどの情報だけではわからないことも多いです。歯医者さんできちんとお口を診てもらい、治療か検討するか、ご自分で考えるお時間を作って、お悩みの軽減を目指してはいかがですか。