出っ歯じゃないのに口が出てるのは治りますか?

出っ歯じゃないのに口が出てるのは治りますか? 

出っ歯ではないのに口元が前に出ている口ゴボのお悩みの方がおられます。これは上顎、下顎の骨格が前に出ていることが原因と考えられます。出っ歯じゃないのに口が出ている場合の治療についてご説明します。

出っ歯じゃないのに口が出るのはどうして?

出っ歯ではないのにお口の骨格のせいで口元が出っ張っている場合、どのような原因が考えられるのでしょうか?

考えられる原因はいくつかありますが、一番多いのは、「遺伝」です。一口に遺伝と言っても、その内容は様々で、上顎が大きい、または前方に出ている骨格の場合や、噛み合わせの深い過蓋咬合になっている場合など、様々です。

子供時代の指しゃぶりや、口呼吸、舌で前歯を押す癖などによって上顎が過成長したり、下顎が小さい場合もあります。

癖のある方はまずそれを治すトレーニングを

指しゃぶりや口呼吸などの癖によって口ゴボが起こっていると考えられる場合は、まず癖を治すトレーニングをしましょう。

指しゃぶり中はずっと前歯を押している

指しゃぶり

子供の歯は動きやすいので、子供時代に指しゃぶりの癖があると、ずっと指で前歯と上顎を前方に押し続けている状態になり、出っ歯や上顎の骨の過成長に繋がり、口ゴボになる可能性があります。

口呼吸の方:舌の位置は正しいですか?

正しい舌の位置

口呼吸になっている方は、舌の位置が下がっている場合が多いため、上顎のスポットに舌先が当たっているかどうかを確かめましょう。

舌がすぐに下に落ちてしまう方は、舌全体を持ち上げてお口の中の天井に押し当てることを繰り返します。

あいうべ体操

あいうべ体操

あいうべ体操は、主に口呼吸の方のための筋肉トレーニングです。口呼吸の方は、お口の周りの筋肉があまり使われておらず、力が弱いので、それらを鍛えるために行います。

あいうべ体操のやり方は簡単で、「あ~い~う~べ~」と、ゆっくりとお口や舌を大きく動かしながら、繰り返します。お口を大きく動かすことで、周囲の筋肉を鍛えることが出来ます。

骨格が原因の場合は外科手術の対象に

出っ歯ではないのに上顎、または上下顎の骨格が前に出ている方は、歯の角度などには問題がないため、殆どのケースでセットバックという外科手術の適用となります。

セットバック手術とは?

骨格が原因の場合は、歯の移動では治りませんので、セットバックと呼ばれる外科手術の対象となります。

当院で行っているセットバック手術は、全身麻酔で行いますが、日帰り手術で入院なしで受けることが出来ます。

まず、小臼歯を抜歯して、その歯茎も骨ごと切り取ります。切り取った分だけ顎を後ろに下げると、その分だけ口が引っ込みます。

セットバック整形でどのぐらい口ゴボが治るか?

まとめ

女性

出っ歯ではないのに口が出ていて口ゴボの状態になっている方の多くは、骨格が原因ですので、セットバックと呼ばれる外科手術の対象になります。

セットバック手術は保険適用にはならず、自費診療です。当院ではセットバック手術を全身麻酔で、日帰りの手術でお受けいただくことが出来ますので、ご興味のある方は、ぜひ一度無料のカウンセリングをお受け下さい。