子供の矯正
出っ歯治療
出っ歯治療
出っ歯は早期治療をおすすめしています
●治療開始年齢●
6才から始めるのが最適です。
7〜8才のお子さんは直ちに治療を始める必要があります。
治療のやり方は少し違いますが、9〜11才でも出っ歯は治ります。
出っ歯の原因の多くは上あごの大きさが小さいため、前歯が並びきらず前に飛び出してしまう事が一番多いです。
低年齢から早期治療を行うと、上あごを大きく広げる事ができますので、前歯が後ろに下がると同時に、上あごの前方向への成長を抑制できて、かつお顔立ちもよくなります。
大きくなってから治療しようとしても骨の成長が終わってしまうとあごは小さいままなので、歯がきれいに並ぶスペースがありません。そのため抜歯をしないといけなくなるなど、対症療法になってしまいます。
出っ歯になる原因
物理的に前歯を前に押しだしてしまいます。
口呼吸の子供さんは、常に口が開いていて、ベロが上アゴにひっついていないので、上アゴの成長が遅れ上アゴが狭くなってとんがってしまい、歯の並ぶスペースが無くなり、前歯が飛び出してしまいます。
つばを飲む時にベロが前歯を裏から押してしまう癖(くせ)。この癖により、前歯が飛び出してしまう。
遺伝等の理由で下アゴ自体が後ろに下がっていたり、小さかったりして相対的に出っ歯になる。
アゴを横に拡げる
1期治療
矯正装置を使ってあごを大きく広げます。
最適な装置は診断によって決まります。
固定式装置を使った矯正
出っ歯の原因で一番多いのが、上あごの成長が遅れて歯の並ぶスペースが無くなり、前歯が突び出してしまうことです。
歯を並べるためのスペースを作るために、
固定式の装置で上あごを大きくします。
上あごを拡大すると、上あごは横に拡がり、出っ歯の前歯が後ろに下がって引っ込みます。
急速拡大装置という名前の装置をお口の中に装着します。
急速拡大装置はお口の中に完全に固定されているので自分では外すことができません。そのため確実にあごが大きくなります。
▲上あごの場合(急速拡大装置)
急速拡大装置の中央部にあるネジを1日1回回すことで装置自体の横幅が広がり、あごが歯をきれいに並べるのに理想的な大きさになります。
上あごが横に成長することによって、前歯が下がります。
取り外し式装置を使った矯正
プレートの中央部分についているネジを回して幅を広げると、あごの横幅も押し広げられます。
プレートを夜寝ている間を利用して、1日12時間〜15時間装着します。
治療期間は2〜3年位で、乳歯から永久歯に生え変わるときに正しい位置に生え変わるようにしていく治療方法です。 永久歯が生えそろうまで(12才前後)フォローします。
永久歯が生えそろってからワイヤー矯正を行うと歯並びはより綺麗になります。
歯をきれいに並べる
2期治療
アゴを大きくするだけでも歯はきれいに並びますが、よりきれいにしたい場合は、2期治療という治療に移行します。
2期治療では、11〜13才で永久歯が生えそろった後に、ワイヤー矯正で歯並びを完璧な歯並びにします。
上の前歯が下の前歯に比べて、前に出ている状態です。「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」ともいいます。
上の歯の傾斜によって起こるものと、上下のあごの位置関係など遺伝的要素によるものに分類できます。
歯が出ていると口が閉じにくかったり、転んだ時やスポーツをしている時などに前歯をぶつけやすいという問題も出てきます。
上の前歯が出た歯並びになる主な後天的な原因の例は、多くの場合、赤ちゃんのころの長期間にわたるおしゃぶりや指しゃぶり、または口呼吸を行うことや、 頬杖をつく癖ことなどです。
あごの骨の大きさや位置、歯の大きさなどの遺伝性の要因もあります。下の顎の骨が小さい場合、上の前歯の突出が目立つ状態になります。
指しゃぶりなどの癖がある場合は悪い癖が治るよう指導し、改善していきましょう。
あごを拡げる治療が必要ですので、プレートなどの装置を使ってあごを拡大し、上下のあごのバランスを整えます。永久歯列期はワイヤー・ブラケットを使用した治療を行います。
開咬の治療についてもご相談ください。