子供の歯並びのタイプ<受け口(下あごが出ている)>

子供の受け口治療

受け口は子どもさんのうちに治すのが絶対に良いです。

子どもさんのうちに治せば、完璧に治る可能性も十分ありますし、骨格や歯並びも大人になってから治すよりダントツきれいに治ります。

また、受け口は、何もせず放っておいた場合、自然に治る可能性は低く、下あごの骨が成長し過ぎると手術が必要になるケースもあります。

子どもさんのうちから治せば手術を避けられる可能性がかなり高くなります。

受け口の治療例

受け口の治療例

【治療内容】骨格を広げる矯正器具を装着して上あごを広げることで上下のあごが正常な位置になりました。その後上下の歯並びをワイヤーで治しました。

【費用】子ども健康矯正(全顎)85万円(税抜)

【リスク】装置を入れて1週間は少し痛みがあります。

受け口

下の前歯が上の前歯より前に出ている状態を「下顎前突(かがくぜんとつ)」「反対咬合(はんたいこうごう)」ともいいます。

横顔をチェックしてみると、しゃくれたような感じになっていることも多く、しゃくれ顔、三日月顔になってしまうため、早めの治療が必要です。口を閉じるとへの字口になってしまい、不満げな表情に見えてしまうこともあります。

受け口(下あごが出ている)になる原因は、両親のどちらかが受け口である遺伝性によるもの、成長過程での顔の歪みなどがあります。

頬杖をつく、同じ方の歯ばかりで物を噛む癖がある、赤ちゃんの時の寝かせ方等も原因の一つとなります。

頬杖 片方の歯ばかりで噛む

受け口のことを専門用語で反対咬合といいますが、反対咬合の種類は2種類あります。

1. 骨格が原因の場合

受け口になる原因の大きな一つに、「上あごが小さいために、下あごが成長し過ぎてしまった」ということがよくあります。そしてその為、前歯のかみ合わせが逆になると、さらに上あごの成長を抑制し、下あごが前に成長してしまいます。

骨格性の反対咬合には3種類あります。

1. 上あごの成長が足りない場合/2. 下あごの成長が過剰な場合/3. 上あごの成長不足に、下あごの過剰な成長が伴う場合

なので、子どもさんの受け口の矯正治療は上あごの成長促進と下あごの成長抑制を行うことが大原則になります。遺伝が原因であってもその治療方針は同じです。

治療を始める時期ですが、受け口の原因が上記に説明したような、骨格が原因の場合は少しでも早く始めた方がいいです。

ただ、早くとは言っても、3〜5才からになります。3才未満ですと、治療自体に子供さんの協力が得られないことと、3才を過ぎてからからでも間に合うからです。

4才から8才までの、骨格性の反対咬合は、ほとんどの場合に上あごの成長不足があります。

そのため、この時期の治療はできるだけ早くに上あごの成長を促進させる治療を積極的に行い、上下のあごの調和を図ることが大事です。

上あごの成長促進は6才から8才が最も効果がでます。上あごの成長は10才程度で終了するからです。

⇒具体的には、上あごを拡げる装置と、上あごを前に成長させる装置を使って治療します。

9歳以降の骨格性の反対咬合は、上あごの成長が終わりに近づいていることに加え、下あごの成長がスパートを迎えることから、受け口の程度がどんどん大きくなります。この時期の治療は、上あごの成長促進に加えて、下あごの成長抑制も行います。

3才からの受け口治療 ムーシールド

ムーシールド

3〜5才の子供さんの場合は「ムーシールド」という装置を寝ている時に装着する簡単な方法で治していくことが多いです。

ムーシールドは主に上あごの成長を促進する装置です。受け口の原因となる低い舌の位置を上げて、口の周りの筋肉バランスを整えます。

6才からの受け口治療 上顎前方牽引装置

6才くらいからは、もっと積極的に上あごを前方に成長させる装置を使います。上顎前方牽引装置(じょうがくぜんぽうけんいんそうち)と言います。

この装置は、上あごを前に成長させ、またそれと同時に下あごの成長を抑制して、受け口を治します。現状では最もいい治療法です。

上顎前方牽引装置

お顔のおでこと、あごにパッドを置いて固定源にして、そこからお口の中(上あご)にゴムを掛けて前に引っ張ります。夜間、寝てるときだけ装着することで効果が出ます。上あごの成長が十分残ってる10才以下なら効果が高いです。

見た目はおおげさな装置ですが、子供さんの協力度も高く、素晴らしい装置です。横顔がすごくキレイになります。

11才からの受け口治療 チンキャップ

上あごの成長は11才までには終了するために、11才を過ぎた子どもさんの場合には、チンキャップという下あごの成長抑制装置を使うこともあります。

チンキャップ

また、骨格のコントロールを行いながら、歯並び自体も治します。歯並びに関しては、上あごの成長を促進した場合はそれだけで歯並びがきれいになることもよくありますが、最終的にはワイヤーを歯に付けて治すと非常に美しい歯並びになります。

ワイヤーを付ける時期は、永久歯が生えそろってからの12才以降くらいになることが多いです。

2. 単純に前歯の位置が逆になっている受け口の場合
リンガルアーチ

骨格に問題がなく、前歯の位置が逆になっているだけであれば、6才から8才くらいの間に、逆になった前歯だけを治します。比較的簡単に治ります。この場合はリンガルアーチという装置を使います。

リンガルアーチリンガルアーチ

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上の前歯が出ている(上顎前突)

下の前歯が出ている(受け口)

歯ががたがたしている(八重歯)

上と下の前歯が咬み合っていない(開咬)

年齢

  • 0〜3才
  • 4才
  • 5才
  • 6才
  • 7才
  • 8才
  • 9才
  • 10才
  • 11才
  • 12才
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